音楽教室の返事に対する感謝の意味と大切さ

始めるときは、「宜しくお願いします」。終わるときは、「ありがとうございました」。音楽指導において、何も知らないところから始まり、練習や指導を積み重ね、自分自身で演奏や歌唱ができるようになる。そして、その経験や成果には、必ずしも自分自身だけの努力ではなく、子どもにとって周囲の方々の支援があったはずです。しかし、その感謝の気持ちを口に出すことは、意外と難しいものです。 そこで、感謝の言葉の重要性が今一度再認識されるべきだと考えます。気をつけの姿勢や「ハイ」という返事にも同様な事が言えます。音楽というものには、様々な人生や文化が含まれています。教えられる立場と教える立場双方の交流により、音楽教室という場は感謝の場でもあります。 一人で立ち上がり、一人で歩み始めるとき、指導で培った感謝の気持ちは、きっと別の環境やそれぞれの未来に繋がっていくと信じています。感謝の気持ちは、言葉にせずに残しても良いかもしれませんが、口に出すことで自分自身や周囲の方々が更に成長する、美しい関係性を作り上げます。感謝の気持ちを活動の中に入れることを忘れずに。そして、指導者はしっかりと意味を理解していきましょう。